こんにちは、Neoです。
「じぶんで!」「やるの!」「見てて!」2歳ごろから始まるこの“なんでも自分でやりたがる”時期、親としてはうれしい反面、時間がかかったり、失敗したり、思わずイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか?
これはいわゆる「やるやる期」と呼ばれる発達段階。
この時期の子どもは、自立心が育ちはじめ、自分でやってみたいという強い気持ちにあふれています。
子どもにとっては成長の大きなチャンスでもある一方、親にとってはちょっとした試練。
本記事では、やるやる期の特徴や心理、そして親ができる具体的な対応法について、シーン別にわかりやすく解説します。
やるやる期とは?「自分でやりたい」の芽生え


やるやる期とは、主に2歳〜3歳頃に見られる「自分でやってみたい!」という欲求が高まる時期のことを指します。
たとえば、服を着る・靴を履く・手を洗う・食事をするなど、日常のあらゆる場面で「じぶんでやる!」と主張する姿が見られるようになります。
これは0〜3歳までの「身体を動かすこと自体が目的だった時期」から、「動きを組み合わせて日常生活に活かす段階」へと成長が進んでいるからです。
基本姿勢は「やらせてあげる」


やるやる期の基本的な対応は、「できるだけやらせてあげる」ことです。
子どもの“やりたい”という気持ちは、内側から自然に湧き出たエネルギー。ここを尊重することで、子どもは「自分にもできるんだ!」という自信や自己肯定感が育んでいきます。
とはいえ、毎回それに100%付き合うのは現実的に難しいものです。
そこで、シーンに応じた柔軟な対応が大切になってきます。
やるやる期の付き合い方
時間がないときは、区切りを提案する
「自分で靴を履きたい!」でも、保育園の登園時間が迫っている…。
そんな場面では、「じゃあ今日は右だけ自分で履いてみよう。左はママが手伝うね」と部分的なチャレンジを提案してみてください。
子どもに「自分でやった」という満足感を残しつつ、時間も確保できます。
うまくできないときは、気持ちを受け止める
「やる!」と宣言したものの、途中でうまくいかずに泣き出してしまうこともよくあります。
そんなときは、手を出す前にまず「悔しかったね」「難しかったね」と気持ちを受け止める声かけをしてみてください。
子どもは「自分の気持ちが理解された」と感じることで、安心し、再チャレンジする意欲につながります。
危険なときは、代替案を提案する
高いところに登ろうとしたり、包丁を使おうとしたり。
危険が伴う場合は、当然ながら制止が必要です。
ただし、頭ごなしに「ダメ!」と言うのではなく、「じゃあこっちの安全なナイフで切ってみようか」「登るならこのステップ台にしようね」と代替できる方法を提案すると、子どもの“やりたい気持ち”を大切にすることができます。
時間があるときは、じっくり見守る
時間に余裕があるときは、できる限り手出しせずにそっと見守るのがベストです。
子どもが「見て見て!」と報告してきたときは、「すごいね!」と漠然と褒めるのではなく、「赤い色で描いたんだね」「たくさん丸を描いたんだね」と、行動をそのまま認める言葉を返してあげるのがおすすめです。
こうすることで、子どもは“自分をちゃんと見てもらえている”という安心感と自己肯定感を育んでいきます。
まとめ


やるやる期は、子どもが自立に向かって大きく成長するチャンスの時期です。
その反面、親にとっては手間やイライラもつきまとうことがあるでしょう。
ですが、「やりたい!」という気持ちは子どもの成長の証。
場面に応じた対応で、子どものチャレンジ心を育んであげましょう。
【今日からできるやるやる期対応のポイント】
・やらせてあげる姿勢を基本に
・時間がないときは区切ってやらせる
・うまくできないときは気持ちを受け止める
・危険なときは代わりになる提案をする
・時間があるときはそっと見守り、認める言葉を
少しの工夫と心の余裕で、やるやる期は“しんどい時期”から“成長を実感できる貴重な時間”へと変わっていきます。
子どもと一緒に楽しみながら、この時期を乗り越えていきましょう!

少しでも参考になると嬉しいです。
コメント