こんにちは、Neoです。
今回は、モンテッソーリの考え方の一つである適時教育を紹介したいと思います。
モンテッソーリ関連本を10冊以上読んで適時教育の重要性が共通としてあることを感じました。
モンテッソーリ教育では早期に先取りして、ものごとを詰め込むより個々の発達過程に合った教育、育児をするというスタンスで子どもが生まれながらに持っている成長の力を大切にしています。
ぜひ、これから紹介する適時教育の考え方や実践方法を日常に取り入れて子どもの成長をサポートしてあげましょう!
こんな方におすすめ
・子どもに早期教育を取り入れるか悩んでいる方
・モンテッソーリ教育の考え方を知りたい方
人間の発達原理に則ったモンテッソーリ教育
地域で文化や風習などは違いますが、人間の成長過程は過去に遡ってもほとんど変化していません。
モンテッソーリ教育では、人間が本来持っている成長プログラムに沿って教育、育児を行うことを重要視しています。
早期教育のように、子どもがまだ準備ができていない段階で難しいことを教え込もうとするのではなく、子どもの成長を観察し、環境を整えてあげることで自然と自らでいろんなことができるようになっていくと考えています。
【人間の発達過程】
ハイハイ→つかまり立ち→歩く→手が自由になり、手を使えるようになる→話すことができるようになる
※この発達過程に沿って教育、育児を行う。
成長の四段階と敏感期
モンテッソーリ教育で言われる成長過程を理解するため、「成長の四段階」と「敏感期」の二つのキーワードについて解説します。
成長の四段階
子どもの成長は0〜24歳までを6年毎に大きく四つの段階に分かれています。
時期 | 年齢 | 内 容 |
---|---|---|
(第1段階) 幼児期 | 0~6歳 | 何でも吸収する時期。歩くことや手を使うこと、言葉を獲得し、生きていくための基本的な動作と能力を身につけていきます。 |
(第2段階)児童期 | 6~12歳(小学校) | 安定した時期。膨大な記憶が可能になる時期。 |
(第3段階)思春期 | 12~18歳(中学校) | 心身ともに大きく変化する時期。 |
(第4段階)青年期 | 18~24歳(大学) | 成長は安定している時期で社会への貢献について考える。 |
敏感期
成長時期にはいろいろな敏感期があります。
敏感期とは何か物事に対して強く関心、興味を持ってそれに集中して繰り返し行う時期を言います。
例えば、ティッシュペーパーを箱から何枚も引き出したり、テレビのリモコンを何度も押したりするなどの行動が見られます。
適時教育の実践方法
次に成長過程を理解した上で親としてできることを紹介します。
子どもの成長を観察する
まずは、1時間、口や手を出さずに子どもの様子だけを観察します。
・何に興味を持っているのか?
・どんな遊びが好きか?
・どんなことができるようになったか?
すると、この子へのいろいろな気づきが見えてきます。
少し辛抱が必要となりますが、短い時間から試してみてください。
環境を整えてあげる
観察した結果をもとに子どもの成長をサポートする環境を整えてあげましょう。
例えば、子どもが狭いところにモノを入れようとしていたら容器にモノを入れられるおもちゃを渡してあげたり、モノをひねることができるようになれば、蓋のある空き容器などで思う存分に蓋の開けしめをさせてあげたり。
その子が今まさにやりたい、できることを思う存分できる環境を整えてあげてください。
やりたい活動を何回も繰り返すことで、子どもたちのできた!が増えていきます。
そうすることで自ら次の活動をしたいという自発性が芽生えていきます。
環境づくりやおもちゃは下記の記事を参考にしてみてください。
まとめ
【適時教育の実践】
〇子どもの発達過程の理解
・成長の四段階(0〜24歳までの6年毎に大きく四つの段階に分かれている)
・敏感期(何か物事に対して強く関心、興味を持ってそれに集中して繰り返し行う時期)
↓
〇発達を理解した上で子どもを観察する
↓
〇観察結果をもとに遊び、学びを提供する
適時教育は、人間の本来、持っている成長プログラムを理解し、子どもを観察することでその成長段階に合った教育を行っていきます。
先取りしてものごとを詰め込む早期教育とは異なった考え方となります。
早く英語教育をしないと!、早く習い事をさせないと!と思っている方はぜひ「適時教育」を参考にしてみてください。
教育への不安が少しでも解消されるはずです。
少しでも参考になると嬉しいです。
モンテッソーリ教育について下記の本が参考になります!
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